
ジュン先生。実は私こんなのを買ったのですが。
ジャズもクラシックの様にハノンとかしたら上手になるかなと思って 。。


ジャズハノンとかだったと思います。
でも、これをただ練習したからって、アドリブが出来る予兆は全く無いのですが、こういった練習は役に立ちますか?

おおー、順調ですねー。
ただ、たしかにこういった練習はとても重要ですが、単にこれを弾き
続けているだけでは思ったとおりの効果はでないかもしれません。。。
これはとどのつまり、クラシックの例えで言えば、ただハノンを弾いているだけでは曲は弾けるようにならないのと同じことだと思います。

そうですよねー💦
私は指の練習として、こういうハノン的な教本を使えたらいいなと
思いますが、これをアドリブに生かすことはできますか?
それか、もっと他の基礎練習をした方が良いのでしょうか?
教本も色々あるので、どれが良いのかさっぱり。。。

ん、のりこ先生ちょっとまってください。
まず、アドリブをするために何が必要なのか考えてみましょうか。

コードを理解することと、それに使えるフレーズを覚えることと、それを弾くための指の動き!でしょうか。。?

そうですね、私も概ねその三つかなと考えています。
では、先ほどのジャズハノンは、どの部分の訓練に
つながるでしょうか?

それは指の動きの訓練ですよね!

そのとおりです。
まずは、練習用に繰り返された運指の譜面の通りに弾くということなので、シンプルな繰り返しによる指の訓練ということになります。
ちなみに、アドリブのための段階で言えば
「イメージしたフレーズが思い通り演奏できる」ための訓練です。

なるほど、こういった練習も必要なのですね。
ちなみに、こんな左手でコードを弾いて右手が細かく動くという形のものでも良いのですか?
コードの理解もできそうで一石二鳥だと思ったのですが・・・

そうですね、左手でコードトーンをそのまま弾きながらそこに右手を載せる形ですので、
「このコードにはこのフレーズを弾くと
うまくはまってこういう響きになる」
ということを体感できます。
これはコードを理解することと、フレーズを覚えることにそのままつながっていますね。。。

なるほど。そう聞くとこういった教本は一石三鳥ぐらいに見えますね。
役に立つということで良いのでしょうか。

はい、先ほどお話していた部分では役に立つということになります。
しかし、それだけではアドリブを弾ける状態になりません。
「概ね三つ」って言ったんですけど、
・コードを理解する
・コードに沿って使えるフレーズを覚える
・フレーズを弾けるように指の練習をする
ここに、もうひとつ過程がはさまってるんですよね。
いや、掘り下げ続けたらひとつじゃないかもしれないんやけど。笑

もうひとつの過程とは?

それはですねぇ。。。
次回の宿題です!
考えてみてください!
読者の皆さんも一緒に!
はい!

え~難しいですね・・・
考えてみます。
また次回ですね!

はい!